福島県の磐越道でマイクロバスに乗った男子高校生1人が死亡した事故を受け、「他人事とは思えない」と不安を感じた保護者は多い。スポーツの大会や練習試合が活発なこの時期、子どもが熱中するスポーツの送迎に親はどう関わるべきか。それぞれに事情が異なるため、さまざまな意見が飛び交っている。この事故をどう教訓にすべきか専門家に見解を聞いた。
■「自分の子は自分で守りたい」と現地集合を選択
『マイクロバスの運転手が見つからなかったので、次の遠征は保護者による配車となります』ーー
磐越道での高校生の死亡事故から数日後、事故現場からそう遠くない地域で暮らす福島県の40代母親は、中学1年の娘が所属したばかりの運動部の保護者グループLINEを見て固まった。
「馴染みのある道で、あんな悲惨な事故が起きたばかりなのに、うちの子の部活でもマイクロバスを使おうとしているの……と疑問を持ちました。かといって保護者の運転も心配です。誰かを乗せるのも怖いですし、知らない誰かの車に乗せてもらうことも怖いと思いました」と語る。
しかし、この部活では保護者の車に乗り合わせての遠征が常態化しているのか、片道1時間半の運転の協力を呼びかけるグループLINEでは、何も言い出せない雰囲気だったという。
「小学生の頃からクラブチームで続けてきた熱心なメンバーが、そのまま中学の部活に移行してきているので、保護者による配車が当たり前になっているのだと思います。
新参者の私がグループLINEで配車に意見するのは難しい雰囲気でした。善意はありがたいのですが、次の遠征先も遠方なので、うちは個別で行くと部活の顧問に伝えました。自分の子は自分で守りたいですから」
他校との合同チームになり、移動手段の情報がぼやけているケースもある。東海地方の40代女性は、公立高校に通う息子の所属する運動部が他校と合同チームを組んでおり、他校のマイクロバスでの遠征に不安を覚えたという。
「他の公立高の古いマイクロバスで移動したようで、運転者がプロなのか、保護者や指導者なのかも事前に知らされませんでした。遠征から帰ってきた息子が『運転が荒かった』と話すのを聞き、とても怖くなりました。それだけに今回の事故が他人事とは思えません」と話す。
引用元:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5d115034380ab8d8909dd98d3031052242c6bfa
