(ブルームバーグ): 米国とイランは60日間の停戦延長と、イランの核開発計画を巡ってさらなる協議を開始することで暫定合意に達した。事情に詳しい関係者が明らかにした。3カ月に及ぶ紛争が解決に近づいているとの期待が高まっている。
匿名を条件に取材に応じた同当局者は、ニュースサイトのアクシオスが先に報じた内容を確認した。アクシオスは協議に関与した米当局者2人の話として、両国が停戦を60日間延長し、イランの核開発計画をめぐる交渉を再開することで合意したと報じていた。
合意にはトランプ米大統領の承認がなお必要で、同氏は「数日間」の検討時間を求めたという。両国はこれまでも協議の進展を強調してきた。トランプ氏も米国が合意成立に近づいているとの認識を繰り返し示していたが、その後も膠着状態は続いていた。
ベッセント米財務長官は、暫定合意が成立したのかとの質問に対して、「交渉団で協議が続いている」と述べるにとどめた。また、トランプ氏が掲げる3つの「レッドライン(越えてはならない一線)」への対処は、いかなる合意においても不可欠な条件だと強調。具体的には、ホルムズ海峡の再開、イランによる高濃縮ウラン引き渡し、核開発計画の終了を挙げた。
同長官はホワイトハウスでの記者会見で、「すべては大統領がどう判断するかにかかっている。トランプ大統領は米国民や米国にとって不利益となる合意を結ぶことはない」と語った。
イラン学生通信(ISNA)によると、同国議会の国家安全保障委員会メンバーであるファダ・ホセイン・マレキ議員は、協議が「大きな進展」を見せており、米国はイラン側の要求の大半を受け入れたと述べた。
同議員は、イラン側が提示した条件の一部については、なお米国側の判断が必要だとしている。詳細には言及していない。
これらの報道を受け、原油相場では北海ブレント先物が1バレル=94ドル付近まで下落した。一時は合意に悲観的な見方が強まり、買いが先行していた。
引用元:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/234c26ab490d72134c990fc05de50aa361e4540f
