日本俳優連合(JAU・日俳連)は公式SNSを通じ、声優の津田健次郎(54)がTikTokの運営会社に対し東京地裁に提訴していた件について「支持する」と公表した。声優による声の無断利用を巡る訴訟は初めて。連盟の支持には「より危機感を持って」などとファンから要望が集まっている。
アニメ「呪術廻戦」の七海建人役などで知られる津田が、生成人工知能(AI)によって自身の声を無断で模倣した動画が公開されているとして、TikTokの運営会社に動画の削除を求め東京地裁に提訴していたことが23日、分かった。津田の代理人弁護士が取材に明らかにした。生成AIによる声の無断利用を巡る訴訟は初めてとみられる。
この動きに対し、女優・水谷八重子が理事長、声優の野沢雅子らが副理事長を務める日俳連は公式SNSを通じ「日本俳優連合は津田健次郎さんの勇気あるアクションを支持します」と声明を発表。この投稿には「ご本人とってはお仕事の武器であり、財産」「ファンからも何か動けることはないですか?」「これは普通に声優としての活動の阻害だけでなく、歌手の人たちももっと危機感を持ったほうが良いと思う」「AIで津田健次郎さんの声を模倣した件の裁判、絶対に勝って欲しい。司法があれを許したら日本の声優業界は終わる。今すごい歴史の分岐点にいる」「原告を1人にしないでくれてありがとうございます。生きとし宝が守られますように」と支持する声が集まった。
津田のTikTok提訴に関し、訴状によると、動画を投稿したのは氏名不詳者のアカウント。2024年7月~25年9月、津田の声質を模したナレーションを付け、都市伝説やオカルト、雑学をテーマとした動画を188本投稿。TikTokには再生回数に応じて金銭が支払われる仕組みがあり、月50万~75万円の収益を上げたとする。提訴は25年11月。
声優や歌手の声をAIで生成しSNSに投稿する行為が23年ごろから相次いでいる。声優業界では24年から山寺宏一や梶裕貴、朴ロ美ら有志により、声を無断利用しないよう呼びかける「NO MORE 無断生成AI」運動が展開されている。
また法務省は、民事上の責任について議論する有識者検討会を開くなど対策を図っている。
引用元:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9db5c231a61fd2799e99372c7b7fa5cccacc0d4e
