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野鳥カメラマンが殺到、希少種が営巣放棄…「マナー守って」愛護会や十日町市などが対策(新潟日報)

 「野鳥の宝庫」として知られる十日町市松之山地域で、希少なアカショウビンやブッポウソウが営巣を放棄する事態が、近年相次いだ。集まった野鳥カメラマンを警戒したとみられる。巣箱を設置するなどして保護活動に取り組む松之山野鳥愛護会などは、渡り鳥が飛来し営巣を始める時期を前に、対策を共有。「巣の近くでの撮影や私有地に入るのは控えて」と呼びかけている。

 絶滅危惧種のブッポウソウと県の準絶滅危惧種のアカショウビンは、例年5月10日前後に松之山地域に飛来する。愛護会の村山暁会長によると、アカショウビンは2024、25年と2年続けて、ブッポウソウは昨年営巣を中断し繁殖が順調に進まないケースがあったという。

 東日本でブッポウソウが繁殖する地域は珍しい上、営巣するアカショウビンの情報が拡散し、多くのカメラマンが集中。営巣地付近に40人も居座ったという。村山会長は「特にアカショウビンは神経質。居座られて、安心して営巣できなくなったと思う」と説明する。

 車の駐車で交通の妨げとなったり、私有地への立ち入りや早朝から響く車のエンジン音など、住民からは一部カメラマンの行動に苦情が寄せられたりした。

 愛護会や十日町市、十日町署などは4月下旬に会合を開き、対策を検討。里山科学館「森の学校キョロロ」は、特定場所での居座りや三脚の使用禁止といった撮影ルールを訴えるのに加え、絶滅危惧種のチゴモズを加えた3種については、繁殖場所や撮影スポットの問い合わせに応じない方針を示した。ホームページや交流サイト(SNS)で周知を始めた。

 愛護会は近づいての撮影の自粛を求める看板を設置し、立ち入りを制限するロープを張った。村山会長は「美しい鳥を見に来てほしい気持ちもある。しかし、威圧的な撮影で営巣を放棄されては元も子もない。マナーを守った撮影をお願いしたい」と呼びかけた。 


引用元:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dbc99df73fca0e6420296ae19f3d6230922ac5e