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神戸連続児童殺傷事件 遺族が加害男性に対し「損害賠償をこれ以上求めない」判断 手記「絶歌」出版の印税による賠償申し出から10年経ち時効迎える中 再提訴せず(関西テレビ)

1997年5月に神戸市須磨区で小学生の土師淳君たちが殺害された神戸連続児童殺傷事件で、淳君の遺族が加害男性に命じられた損害賠償が時効となる中、再び裁判を起こさず、これ以上請求しないことを決めました。

損害賠償は、支払いやその申し出がない場合、10年が過ぎると時効となって、効力を失います。

淳君の父・守さんは「もともと損害賠償は金銭を得るのが目的ではなく、事件の真相を知るために加害男性とかかわりを持ち続けるためのものだった。残りの人生を考える中で、損害賠償はやめにして彼の出方を待とうと思った」と話しています。

1997年5月、神戸市須磨区で土師淳君(当時11歳)が殺害され、当時中学3年生で14歳の「少年A」が逮捕されました。

Aは当時の法律では罪に問うことができず、刑事裁判が開かれなかった上、医療少年院に送ることを決めた少年審判は完全に非公開だったため、遺族は事件についてほとんど何も知ることができませんでした。

淳君の父・土師守さんは「なぜ息子が命を奪われたのか知りたい。そのために加害男性とかかわりを持ち続けたい」と民事裁判を起こし、Aとその両親にはあわせて1億円あまりの損害賠償を命じる判決が言い渡されていました。

Aは少年院を仮退院後、少しずつ賠償金を弁護士を通じて払い、命日の頃には手紙を送てきましたが、2015年に遺族に無断で事件について書いた手記「絶歌」を出版。

翌年の2016年3月には手記の印税をもとに賠償金の支払いを申し出ましたが、遺族に拒否されると、2018年以降は手紙を出すこともなくなり、賠償金の支払いやその申し出もありませんでした。

損害賠償は10年間支払いなどがなかった場合、時効を迎えて効力を失うことから、土師さんが賠償を求め続けるためには再び裁判を起こす必要がありました。

土師さんはことし3月までに裁判を起こさず、Aに対してこれ以上賠償金を求めないことを決めました。


引用元:Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/6533d304a756e007999c19bec58f08961ae7cd77